細胞機能変換技術研究チーム

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チームリーダー
鈴木治和  Ph.D.

〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-22

harukazu.suzuki[at]riken.jp

研究内容

遺伝子発現は転写制御ネットワークとDNAメチル化をはじめとするエピゲノムが複雑に相互作用することによって統合的に制御されています。我々は、特定の転写因子によるDNA脱メチル化誘導とその役割、DNAメチル化制御因子の異常を切り口とした疾患発症メカニズム、上皮間葉転換メカニズムと関連疾患、生殖細胞や上皮細胞の分化メカニズムなどの様々な方向からの研究を通じて、生命現象や関連疾患の理解や新たな技術の開発を達成し、また、疾患治療につながる研究を目指しています。

 

研究テーマ:

  • ・特定の転写因子によるDNA脱メチル化誘導とその役割
  • ・DNAメチル化制御因子の異常を切り口とした疾患発症メカニズム
  • ・上皮間葉転換メカニズムと関連疾患
  • ・生殖細胞・上皮細胞の分化とがん性形質転換メカニズム

 

お知らせ

2021/07/16 マウス多能性幹細胞から機能的な卵巣組織の再生に世界で初めて成功!
2018/05/08 結核感染による宿主遺伝子発現の網羅的解析 -宿主マクロファージ遺伝子の保護的・破壊的作用-
2017/12/14 DNAのメチル化を切り替える因子の同定法を開発 -転写因子によるDNAメチル化制御の解明に期待-
2017/09/07 血液細胞の分化に必要な遺伝子をオンにするスイッチ -RUNX1がDNA脱メチル化を誘導する機構を解明-
2017/08/22 マイクロRNAをより詳細にカタログ化 -発現パターンも網羅した地図で疾患に関わるmiRNA研究を加速-
2017/03/02 タンパク質をコードしないRNAをカタログ化 -機能的なncRNAの数は遺伝子の総数に匹敵-
2015/05/20 マクロファージを活性化させる転写因子を発見 -結核菌などへの感染防御の仕組みを理解する新たな展開-
2015/02/13 遺伝子制御部位の活性はエンハンサーが先行 -細胞の表現型を決める転写制御の仕組み-
2014/06/24 ヒトiPS細胞の分化多能性を維持・向上させる新たな因子を発見 -フィーダー細胞を使わずヒトiPS細胞の安定した培養を可能に-
2014/03/27 ゲノム上の遺伝子制御部位の活性を測定し正常細胞の状態を定義 -生命の分子レベルでの理解に大きな一歩-
2013/10/03 薬の効果がもたらす遺伝子発現の変化を網羅的・定量的に捉える -抗がん剤投与時のプロモーター活性の変化をゲノム全域で解析することに成功-