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平成20年度RCAI高校生講座を開催

2008年08月06日 PRESS RELEASE

理研免疫・アレルギー科学総合研究センターは、2008年7月29日、神奈川県内の高校生を対象とした実験講座を開催しました。この実験講座は、地域貢献、科学技術の普及啓発、また次世代の科学技術を担う人材育成を目的として毎年行っているもので、今年で4回目となります。今年度は、県立高校4校の高校生が参加しました。

photo02 研究者の講義を熱心に聞く高校生たち photo01 各学校による発表風景

講座では、まず初めに吉田尚弘チームリーダー(アレルギー免疫遺伝研究チーム)が免疫器官について、黒崎知博グループディレクター(分化制御研究グループ)がAIDSウイルスと免疫について、最先端の情報を交えて講義を行いました。その後、マウスの解剖による免疫器官の確認や組織切片の観察を行い、高校生たちは免疫学の基礎から最先端の研究まで幅広く学びました。最後に、研究者から免疫学研究に関する討論テーマが出され、各学校ごとにディスカッションと発表を行いました。高校生たちは、研究者が考えたひねりのある課題を解こうと真剣に討論し、研究の面白さ、難しさに触れていました。

講座を終えた学生からは、「講義も楽しかったし、解剖もできて、とても良い経験ができた」、「他の学校の人の意見や考え方も聞くことができ、とても有意義に時間を使えて楽しかった」、「研究者の方と話ができて嬉しかった」という感想がありました。