生命医科学大容量データ技術研究チーム

生命医科学分野の新発見を導くデータ管理技術の開発

 

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チームリーダー
粕川 雄也  Ph.D.

〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-22

takeya.kasukawa[at]riken.jp

研究内容

生命科学研究から生み出されるデータは膨大であり、研究者は様々な基礎研究の成果を調査・収集するため逐一論文誌やデータベースを検索することが次第に困難となっています。本チームでは、日々生み出される大量の次世代シーケンサーデータなどに対応するため以下の研究開発を行います。(1)大規模ゲノミクスデータセットを適切、効率的にかつ永続性を維持しながら管理するためのシステム要素技術の研究開発、(2)大規模ゲノミクスデータを解析し比較するためのリファレンスデータセットの構築。さらに、これらの研究開発に加えて、ゲノミクス研究をサポートする適切なコンピュータ環境のセットアップを行います。これらの研究開発により、基礎研究における発見を誘発することに加え、応用研究に必要な基礎研究成果や、その付加情報の入手を容易にし、応用研究への橋渡しも支援します。

 

ニュース

2024/02/26 シスエレメントの情報を収載したデータベース「fanta.bio」を公開
2023/06/02 ヒト間葉系間質/幹細胞の中からその虚血環境下での血管内皮増殖因子(VEGF)の分泌機能において主役を演じる細胞群を同定することに成功
2022/07/07 ゲノム編集のための昆虫遺伝子機能アノテーションワークフローを開発
2020/12/15 FANTOMデータベースの最新アップデート
2020/07/28 長鎖ノンコーディングRNAのさまざまな機能
2020/02/24 RNA-クロマチン相互作用を推定する新技術「RADICL-seq」
2019/06/25 転写開始点の標準データセットを構築
2017/08/30 網羅的なRNAアトラスの基盤データを詳細に記述
2017/08/22 マイクロRNAをより詳細にカタログ化
2017/03/02 タンパク質をコードしないRNAをカタログ化
2017/02/15 FANTOM5のデータがHuman Protein Atlasに貢献しました
2016/08/05 継続的更新に対応する細胞-遺伝子活性データベース
2015/02/13 遺伝子制御部位の活性はエンハンサーが先行
2014/03/27 ゲノム上の遺伝子制御部位の活性を測定し正常細胞の状態を定義
2014/03/10 新しいバイオインフォマティクス・ツール「ZENBU」を開発