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免疫転写制御研究チーム 山下 基 研究員が第17回 血液学若手研究者勉強会(麒麟塾)において麒麟児賞を受賞いたしました

2022年08月08日 NEWS

免疫転写制御研究チーム 山下 基 研究員が第17回 血液学若手研究者勉強会(麒麟塾)において麒麟児賞を受賞いたしました。

麒麟児賞は、血液学分野で前年に優れた研究成果を論文発表した40歳以下の若手研究者が血液学若手研究者勉強会(麒麟塾)にて成果発表を行い、優秀な演題に対して贈られます。

山下研究員は、Nature Immunology誌に掲載された論文 "A Variant in Human AIOLOS Impairs Adaptive Immunity by Interfering with IKAROS"に関しての「新規先天性免疫異常症(AIOLOS 異常症)の発見」と題した発表を行いました。19名の発表者の中、名誉塾長、塾長、塾頭、座長、歴代塾頭の各先生方の投票により他の3名の方とともに受賞いたしました。

受賞コメントの中で各所への謝辞とともに「新たな先天性免疫異常症である異常症の研究 AIOLOS は希少疾患の分子病態の解明であり、研究を進めながら私自身、数人の患者の病気の解析にこんなにも多くの労力をかけるのかと驚いた記憶があります。研究を進めていくうちに、一つの疾患の発見にとどまらない新しい単一遺伝子疾患概念の発見やリンパ球分化におけるファミリーの役割の解明につながることがわかり、研究とはこういうものか!と感動いたしました。この研究をさらに発展させるような研究を続けていきたいと考えています。」と述べています。

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新たな疾患発症メカニズムによる免疫不全症(AIOLOS異常症)の発見  -ヘテロマー干渉阻害によるリンパ球分化障害-

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