応用ゲノム解析技術研究チーム

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チームリーダー
岡崎 康司 M.D., Ph.D.

〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-22

yasushi.okazaki[at]riken.jp

研究内容

応用ゲノム解析技術研究チームでは、機能ゲノミクスを用いて多種多様な細胞における遺伝子発現及びその機能を包括的に解析し、ゲノムを起点とした各種細胞・組織の恒常性機能を破綻させる疾患発症メカニズムを理解することで、新たなゲノム創薬手法の開発及びゲノム医療実現のためのエビデンスの創出を目指すという理念のもとに研究活動を行います。

そのために、機能ゲノミクス領域における最先端のゲノム及びトランスクリプトーム解析技術を駆使し、転写ネットワークやノンコーディングRNAによるエピジェネティックな制御機構など、ゲノム機能を制御する細胞内のメカニズムを解明するため、トランスクリプトーム、シングルセル解析、そしてバイオインフォマティクス等の独創的な解析技術の開発および高度化に努めています。さらに、ゲノム機能のメカニズムを紐解くことで生命医科学分野にアプローチし、細胞変換技術の開発や健常及び疾患バイオマーカーを用いた診断法などの研究開発への応用を目指します。また、当研究チームでは、ここで培った技術を強みとし、2009年度から5年間、文科省が主催した革新的細胞解析研究プログラム(セルイノベーション)のシーケンス解析拠点を務め、続いて、2014年度より、現在AMEDが主催する創薬等先端技術支援基盤プラットフォームのバイオロジカルシーズ探索ユニットとして、国立遺伝学研究所(遺伝情報分析研究室)と共同で研究支援活動を継続しています。理研独自の転写開始点解析技術(CAGE)やエピゲノム解析など、最先端のゲノム及びトランスクリプトーム解析技術を通じて、ライフサイエンス研究に貢献していきます。